総領事館案内

2020/11/5

着任のご挨拶

総領事写真
     このたび在瀋陽総領事として着任しました片江学巳(かたえたかし)と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   私は、昭和61年外務省に入省後、北京大学等において中国語を研修し、その後中国に関係するいくつかの部署を経験し、直近の中国での勤務は約15年前の在上海総領事館首席領事となります。今回初めて瀋陽で勤務させていただくことになりました。中国の中にあっても、日本と関係の深い遼寧省、吉林省、黒龍江省の東北3省を担当する総領事として、日本と東北3省との友好協力関係を更に深めるべく全力を尽くしていく所存です。
  本年に入り、新型コロナウイルス感染拡大やその対策により、皆様の暮らしや経済活動は多大な影響を受け、ご苦労も多いかと存じます。中国国内では、先日の国慶節に6億人が旅行したとも言われ、感染も制御されているなど多少の制約を伴いつつも日常が戻ってきている一方、入国制限や定期航空便の減便は依然続いており、往来の面では引き続き厳しい状況にあります。総領事館はその名の通り、「領事業務」が最優先の業務であり、皆様が少しでも安心して、安全に過ごせるよう、全力でお手伝いしたいと思います。そのため引き続き緊張感をもって東北3省の動向や各省、各市の対応について、大使館や他の総領事館とも連携して今後の関連動向について把握に努め、皆様方に情報提供し、必要に応じ当局とも調整していきたいと考えています。もちろん、コロナウイルス関連のみならず様々な領事サービスの提供、向上に努めて参る所存ですので、皆様のご理解とご協力を切にお願いいたします。
   日本と中国との関係に目を転じますと、菅新総理は9月25日習近平国家主席と初めての電話会談を行い、両首脳間でも両国が様々なルートで連携していくこと、及び、経済関係者の往来再開の早期実現に向け、引き続き協議を行っていくこと等を確認しました。これを受けて、日中間では人の往来再開に向けた段階的措置につき、現在、早期開始に向けた詰めの協議を行っているところであります。
   私の担当する東北3省を合わせた人口、GDPはそれだけで中規模の国以上に匹敵する規模であり、経済的にもさらに発展する潜在力を持った地域です。東北3省は日本との交流の主導的役割を担っているとも伺っており、日本との要人往来・交流も頻繁に行われてきました。しかし,一部再開に向けた動きはありますが、日中間の往来・交流には依然として様々な制約があります。私は、総領事として、こうした状況の中にあっても日中双方のウィンウィンの関係をさらに拡大・深化させられるよう、東北3省の地元政府及び各界、在留邦人、日系企業の皆様とともに、東北3省と日本の共通利益の拡大、人と人との相互理解の増進、様々な分野での交流の促進に向けて精いっぱい頑張る所存ですので、皆様の御支援を賜れますよう、よろしくお願い申し上げます。
 
令和2年11月5日
片江学巳