総領事館案内

2020/3/25

着任のご挨拶

総領事写真

 このたび瀋陽総領事として着任しました川上文博です。

 私は、日本国外務省に入省以来、通算15年間中国での勤務を経験して来ましたが、瀋陽での勤務は初めてです。日本と関係の深い遼寧省、吉林省、黒龍江省の東北3省を管轄する総領事の重責に身の引き締まる思いであるとともに、日本と東北3省との友好協力関係を更に深めるべく全力を尽くしていく所存です。

 当地に赴任する前は、2年7か月にわたり、公使参事官として北京の在中国日本国大使館に勤務していました。今や中国は日本の2.5倍のGDPを生み出す世界第二位の経済大国です。北京では、キャッシュレス・エコノミーの普及やAI,ドローン等の最先端技術が日常生活に次々と取り入れられる等、猛烈なスピードで変化し発展する新しい中国を実感しました。

 日中平和友好条約締結40周年という節目の年である本年、5月の李克強総理の訪日により、日中関係は正常な軌道に戻り、9月の安倍総理と習近平国家主席との会談では、日中関係を不断に発展させるとの共通認識が確認されました。今月には安倍総理の訪中も予定されています。世界の第二位,第三位の経済大国である中国と日本は、これまでの競争から、世界の平和と繁栄について協力していく責任を共有し、協調すべき関係へと変わりつつあります。

 東北3省を合わせた人口は1億人、GDPは世界第18位に相当する規模です。5月の李克強総理訪日に合わせて、唐一軍遼寧省長、王文涛黒竜江省長が訪日、バエンチョル吉林省書記も7月に訪日する等、東北3省は日本との交流の主導的役割を担っています。また、9月には習近平主席が東北三省を視察し、東北振興の方向性が明確に示されました。東北3省と日本は、今後更に関係を拡大・強化できる大きな可能性を有しています。

 私は、総領事として、こうした可能性を現実のものとすべく、東北3省の地元政府及び各界の皆様、在留邦人、日系企業の皆様の声に真摯に耳を傾けながら意思疎通を重ね、東北3省と日本の共通する利益の拡大、人と人との相互理解の増進、様々な分野での交流の促進に向けて私なりに全力を尽くしていきたいと思います。

 皆様の御支援と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

                                                       2018年10月                                                

                                                        在瀋陽日本国総領事 川上 文博