
黒龍江省大興安嶺地区呼瑪県韓家園中心学校寄宿舎建設計画(平成20年度)
被供与団体名:呼瑪県人民政府
供与金額:85,429米ドル
場所:大興安嶺地区呼瑪県韓家園鎮
署名実施日:2008年10月14日
完成式典実施日: 2011年10月19日
フォローアップ調査実施日:
概要:
プロジェクト・サイトの大興安嶺地区呼瑪県(黒龍江省北部)は、人口約5万7千人の農村地域です。広大な森林を抱える当地は林業を中心産業としていましたが、近年、国の環境保護政策により木材の産出制限がなされるようになり、現在は農業(小麦、大豆)が主な産業となっています。
同鎮金鉱小学校は、1977年に金鉱?J働者子弟の学校として建設されましたが、2007年から呼瑪県政府の管理するところとなっています。金鉱の財政不足により長年修繕がされなかった校舎は、壁や床にひびが入るなど?V朽化が進んでいる上、電気も通っていません。比較的安全な2部屋のみを使用して授業を行っていますが、多くの児童は他校に通わざるを得ない状況で、現在は4学年2クラス(複式学級)の計45名の児童が在籍するだけとなっています。
県政府は、新たな企業の進出により児童数が増えるのを機に、小中一貫の中心学校を建設する計画を立てています。
日本からの支援により、当校の寄宿舎兼食堂が建設され、近隣の小中学生も寄宿をする形で当校に在籍することが可能となり、教育資源を一元化し、教育水準の向上が図れます。プロジェクトの実施により、韓家園金鉱小学校の児童45名、現在他校に通う約150名に加え、近隣の村の児童及び新たに当地に居住することになる鉱山?J働者の子弟が安心して授業を受けることができるようになります。当プロジェクトを通じ、次代を担う青少年における日本理解の促進が期待されます。