
吉林省遼源市西安区第三中学校教学設備整備計画(平成18年度)
被供与団体: 遼源市人民政府
供与金額:67,193米ドル
場 所: 吉林省遼源市西安区
署名実施日 :2006年9月15日
完成式典実施日:2008年4月16日
フォローアップ調査実施日:2010年7月5日
概 要:
吉林省遼源市は、中国東北部(吉林省南西部)で農業(とうもろこし、大豆、稲)、石炭産業、加工業を主要産業とし、都市部と農村部の境に位置する人口120万人の地域です。
西安区第三中学は創立1956年、生徒数1,100名、教師数92名の中学校です。プロジェクト申請当時の建物は1958年に建設されて以来修理を重ねてきましたが、中等教育で必要な、科学(物理、化学、生物)実験室、コンピューター室の老朽化が著しく、こうした科目での授業が十分に行えない状況にありました。
日本からの支援により、西安区第三中学の生徒1,100名が必要な科学関連教科(物理・化学・生物)、計算機実習に関する科目の適切な水準の履修を行うことが可能となります。また、将来的には生徒数がさらに600名増える見通しですが、増加した学生に対しても関連科目の授業を行うことができ、当該地域の住民に対する中等教育環境改善が実現されます。本プロジェクトを通じ、次代を担う青少年の日本理解を深めることができ、日中両国の友好関係が更に深まっていくことが期待されます。