
吉林省吉林市盤石市松山中学校校舎建設・設備整備計画(平成18年度)
被供与団体:盤石市人民政府
供与金額:79,784米ドル
場 所: 吉林省吉林市盤石市
署名実施日 :2006年9月15日
完成式典実施日:2008年4月17日
フォローアップ調査実施日:2010年7月6日
概 要:
吉林省吉林市盤石市は、中国東北部(吉林省中部)で農業(稲、とうもろこし、大豆)、工業(機械、石炭、ニッケル加工)、食品加工業を中心産業とする人口約54万人の農村地域です。盤石市にある松山中学校は創立1962年、生徒数450名、教師35名の中学校です。プロジェクト実施前の校舎は老朽化が著しく、天井や壁の至る所に亀裂が入り、危険な状態のままで授業が行われていました。また、教学の設備が不十分なため、校区内の100名程度の学生は他の学校に通っている状況でした。そのため、教学施設の水準は、この市内における29の中学校の中でも最低水準に位置づけられていました。
日本からの支援により、盤石市松山鎮松山中学校の生徒450名が安心して新校舎で授業が受けられるようになるとともに、必要な学生に対しての宿舎を整備するとともに、余儀なく別の学校に通っていた100名の生徒も同校に通学することができるようになります。これにより、当該地域のより多くの住民に対する中等教育環境の改善が実現され、本プロジェクトを通じ、次代を担う青少年の日本理解を深めることができ、日中両国の友好関係が更に深まっていくことが期待されます。