吉林省長春市二道区四家雑木小学校校舎建設計画(平成18年度)
被供与団体:長春市人民政府
供与金額:80,680米ドル
場 所:吉林省長春市二道区
署名実施日 :2006年9月15日
完成式典実施日:2010年11月17日
フォローアップ調査実施日:2012年7月20日
概 要:
吉林省長春市二道区は、中国東北部(吉林省中部)で農業(とうもろこし、稲)、工業(薬品、機械加工、設備製造)を中心産業とする人口42万人の農村地域です。
二道区にある四家雑木小学校は創立1948年、生徒数208名、教師30名の小学校です。プロジェクト実施前、校舎は老朽化が著しく、特に屋根や煉瓦で積み上げられた壁が崩れており、危険な状態のままで授業が行われていました。更に、同校校区の学生で、別の学校に通っている学生が多数に上り、当校における生徒の流出問題が深刻化していました。このため、教育水準は中等レベルでありながら、設備水準は低い状態でした。
日本からの支援により、二道区四家雑木小学校の生徒208名が安心して新校舎で授業を受けることができるようになり、更に、余儀なく別の学校に通わざるを得なかった生徒も同校に通学することが可能となり、これにより当該地域のより多くの住民に対する初等教育環境改善が実現されます。本プロジェクトを通じ、次代を担う青少年の日本に対する理解を深めることができ、日中両国の友好関係が更に深まっていくことが期待されます。