
吉林省延辺朝鮮族自治州琿春市敬信鎮圏河村飲用水改良計画(平成18年度)
被供与団体:琿春市人民政府
供与金額:88,855米ドル
場 所:吉林省延辺朝鮮族自治州琿春市敬信鎮圏河村
署名実施日 :2007年3月22日
完成式典実施日:2007年11月6日
フォローアップ調査実施日:2010年3月25日
概 要:
延辺朝鮮族自治州琿春市は、中国東北部(吉林省の最東部)の北朝鮮、ロシアと国境を接する山間地域にある人口25万人の都市です。琿春市にある敬信鎮は北朝鮮との国境税関である圏河税関のある人口約6,000人の町です。
敬信鎮圏河村は、農業(トウモロコシ、大豆、水稲)、畜産(牛、羊、豚)を主要産業とする総戸数222戸、人口850人の農村です。当村では、世帯ごとに地表から7〜8メートルに掘られた井戸を使用しておりましたが、汲み上げた水には砂などの不純物も多く混じっているため茶色く濁り、汚染されている状況にありました。そのため、同村850名の住民のうち、十数名が甲状腺の病気や骨が肥大化する病気にかかるなど、住民の健康や生活に深刻な影響を与えおり、上水道の整備が地域住民の切実な願いとなっていました。
日本からの支援によって上水道が整備され、同地域の衛生環境水準を高めることができ、地域住民の健康改善に大きく貢献しました。