吉林省四平市社会福祉院障害老人生活棟建設計画(平成19年度)
被供与団体名:四平市人民政府供与金額:83,769米ドル
場所:四平市
署名実施日:2008年1月25日
完成式典実施日: 2008年9月25日
フォローアップ調査実施日: 2011年6月9日
概要:
吉林省四平市は、中国東北部(吉林省西部)の農業(とうもろこし、大豆)及び工業(機械加工、化学、冶金、建築材料、等)を中心産業とする、農村地域を多く抱える地方都市です。同市の全人口330万人のうち、60歳以上の高齢者は全体の10.7%を占めており、現在、市内95ヶ所の公立養老院に4,100名の高齢者が入院しています。しかし、四平市全6県(市)内において、障害を持つ高齢者を受け入れる施設は当施設のみとなっています。
四平市社会福祉院は1979年に設立され、現在、身体障害者、孤児、身寄りのない高齢者の284名を介護しています。このうち、身体障害者及び孤児施設については、これまで四平市等からの補助により整備が行われましたが、1986年に建設された、約50名の障害を持つ高齢者を受け入れる建物については、老朽化が進むとともに、平屋建て約300?uで手狭な状況となっており、建物の整備が緊急の課題となっています。
日本からの支援により、3階建、建設面積1,424?uの建物が建設され、入居者50名の生活環境が改善されるとともに、新たに100名の高齢者を受け入れることができるようになります。