
吉林省白城市通楡県八面郷中心衛生院医療設備整備計画(平成21年度)
被供与団体名:通楡県人民政府供与金額:43,682米ドル
場所:吉林省白城市通楡県八面郷
署名実施日:2010年3月1日
完成式典実施日: 2010年7月21日
フォローアップ調査実施日:
概要:
白城市通楡県は、中国東北部(吉林省北西部)に位置する、農業(トウモロコシ、緑豆)を中心産業とする人口36万5千人の地域です。総人口のうち農業人口は24万9千人で 、国家級貧困県に指定されています。プロジェクト・サイトの通楡県八面郷は、県中心部から東に40kmに位置する農業(雑穀、豆類)を主な産業とする人口15,413人の地域です。
八面郷中心衛生院は1957年に設立され、通楡県東部農村医療の中心的役割を果たしています。部分麻酔による簡単な手術は可能でしたが、麻酔器が無いため全身麻酔を要する手術はできませんでした。超音波測定器と心電図測定器は1980年代のもので正確な診断が困難で、レントゲン装置は故障のため既に使用できない状況でした。設備不足のため一部の患者は医療費が高い上級病院への転院を余儀なくされており、医療器材の新規投入が緊急の課題となっていました。
日本からの支援により、超音波測定器、心電図測定器、レントゲン装置等が整備され、当地の住民に対する医療サービスの向上が実現されました。