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吉林省延辺朝鮮族自治州汪清県羅子溝鎮上ケン村飲用水改良計画(平成21年度)

被供与団体名:汪清県人民政府
供与金額:88,814米ドル
場所:吉林省延辺朝鮮族自治州汪清県羅子溝鎮上ケン(?)村
署名実施日:2010年3月1日
完成式典実施日:2010年12月22日
フォローアップ調査実施日:


概要:

延辺朝鮮族自治州汪清県は、中国東北部(吉林省東部)に位置する農業(米、トウモロコシ、キクラゲ)を中心産業とする人口24万8千人の地域で、国家級貧困県に指定されています。プロジェクト・サイトの汪清県羅子溝鎮上ケン(?)村は鎮中心部から南東に3.4kmに位置し、農業(朝鮮人参、ハウス栽培)を主な産業としています。

上ケン(?)村では上水道が整備されておらず、住民は手動式の井戸から水を得ていました。井戸の深さは約3mと浅いため地表からの汚染を受けやすく、水質検査の結果、コロニーと大腸菌の水値が国が定める生活用水の基準値を超えていることが判明しました。雨の日は井戸の水が黄色く濁ってしまうほど地表からの影響が大きく、不衛生な水を飲用することにより下痢など健康被害も報告されていました。現地の地方病であるカシン・べック病(変形性骨関節症)は、関節痛や関節の変形を伴うため農作業への影響が大きく、農業を主な収入源とする現地の住民にとって深刻な問題となっています。この病気は長期的に不衛生な井戸水を飲用することが原因と見られており、安全な水を供給することが急務となっていました。

日本からの支援により、住民424世帯1835人に安全な水を供給ことが可能となりました。このような活動は、日中友好を進める上で大きな意義を持つと考えられます。

 

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