
吉林省延辺朝鮮族自治州安図県万宝鎮中学校実験用校舎建設計画(平成22年度)
被供与団体名:安図県人民政府供与金額:102,902米ドル
場所:吉林省延辺朝鮮族自治州安図県万宝鎮
署名実施日:2011年3月17日
完成式典実施日:
フォローアップ調査実施日:
概要:
延辺朝鮮族自治州安図県は、中国東北部(吉林省東部)に位置する農業(トウモロコシ、ジャガイモ、大豆)を中心産業とする人口22万人の地域です。同県は2010年7月28日の洪水で大きな被害を受けた地域で、県内で36校の学校及び幼稚園が校舎倒壊等の被害に遭い、同県全体の経済的損失は16憶元(約200憶円)に達しています。
プロジェクト・サイトの万宝鎮中学校は1958年に創立された中学校で、この洪水で、校舎、特別教室用校舎、トイレが全壊、旧宿舎が半壊しました。このため洪水の被害を免れた宿舎食堂楼と隣接する小屋、旧宿舎の一部を利用して臨時教室が設けられ授業が行われていますが、安全で快適な学習環境の確保が急務となっていました。災害後の地方政府の援助は一般教室の整備にとどまり、校舎内には実験等が行える特別教室がない状態です。
日本からの支援により、実験用校舎1棟を新設し、安全かつ快適に授業を受けることができるようになり、学校環境が大きく改善されます。