
遼寧省鉄嶺市開原市黄旗寨郷飲用水改良計画(平成17年度)
被供与団体:開原市人民政府供与金額:37,384米ドル
場 所:鉄嶺市開原市黄旗寨郷
署名日実施日:2006年3月3日
完成式典実施日:2008年4月10日
フォローアップ調査実施日:2010年8月12日
概要:
遼寧省鉄嶺市開原市は、中国東北部(遼寧省東部)で農業(水稲、トウモロコシ)を中心産業とする人口60万人の農村地です。また、黄旗寨郷は、開原市の中心地から最も離れた山間部の交通が不便な地区に位置している人口約1万7千人の村です。
当郷住民の生活用に浅井戸から汲み出している地表近くの地下水は、基準値より鉄分が約10倍、ヨウ素濃度が約12倍で、水質は極めて悪く汚染されており、このため、痴呆性の病気が進行しており、子供の能力が劣るなどの健康上の被害が出ており、上水道の整備が地域住民の切実な願いとなっていました。
日本からの無償資金援助により、家里から離れて水が汚染されていない山麓の地下の深層水を利用するために、新たな井戸を采掘して上水道を整備することにより、当鎮で飲料・生活用水取水に困っている約5千人の住民の水問題の解決ができます。当地の民生・衛生水準の向上にとって、意義のあるプロジェクトです。