
遼寧省阜新市阜新蒙古族自治県塔営子郷中学校総合棟・宿舎・食堂建設計画(平成18年度)
被供与団体:阜新蒙古族自治県人民政府供与金額:74,793米ドル
場 所:遼寧省阜新市阜新蒙古族自治県塔営子郷
署名日実施日:2006年9月6日
完成式典実施日:2007年11月20日
フォローアップ調査実施日:2011年3月21日
概要:
遼寧省阜新市阜新蒙古自治県は、中国東北部(遼寧省北西部)で農業(コウリャン)を中心産業とする人口74万人の農村地域です。
阜新蒙古自治県塔営子郷にある塔営子中学校は創立1964年、生徒数702名、教師46名の中学校ですが、校舎は老朽化が進んでおり、校長室及び教員室として一部を使用している以外は使用されていない状況でした。そのため、学生を半数ごとに登校させ、遼寧省及び県教育局の資金により建設中であった校舎の一部を利用して授業を行っていました。同校は、約10km四方、120k?uの校区のほぼ中央に位置しておりますが、郷の中心地からはやや離れた場所にあります。同校の多くの学生は、舗装されておらず、照明設備がない危険な道を余儀なく自転車により通学せざるを得ない状況にあり、そのために通学途中、不審者に襲われたり、暴風雨の際には、川に流されたりすることもありました。
日本からの支援により、学校までの通学が困難な学生に対して宿舎を提供することができるようになり、学生が安心して学校生活を送ることが可能となりました。本プロジェクトを通じ、次代を担う青少年の日本に対する理解を深めることができ、日中両国の友好関係が更に深まっていくことが期待されます。