
遼寧省朝陽市喀左蒙古族自治県羊角溝郷病院医療設備整備計画(平成18年度)
被供与団体:喀左蒙古族自治県人民政府供与金額:52,541米ドル
場 所:遼寧省朝陽市喀左蒙古族自治県羊角溝郷
署名日実施日:2006年9月6日
完成式典実施日:2007年11月21日
フォローアップ調査実施日:2010年9月2日
概要:
遼寧省朝陽市喀左蒙古族自治県は、中国東北部(遼寧省西部)で農業を中心産業とする人口42.6万人の農村地です。病院が所在する喀左蒙古族自治県羊角溝郷は農業(トウモロコシ、野菜)を中心産業とする人口1.9万人の農村です。
喀左蒙古族自治県羊角溝郷病院は、1960年に設立され、羊角溝郷とその周辺4つの郷の人口約10万人に相当する地域を担当する病院で、年間利用患者数は約2千名です。当地域における医療の中心的役割を果たすことが求められていながら、医療機材の不足と老朽化が深刻な状況にありました。
日本からの支援により、心電図測定器、麻酔機、手術台、総合口腔治療台等の多くの機材が整備され、当病院の医療設備が不足していたために余儀なく約30km離れた県内の上級医院で治療を受けていた患者に対して近接した病院で治療をすることが可能となりました。本プロジェクトを通して、当病院が担当する地域の住民約10万人に対する医療サービスの向上が実現され、当地の衛生環境改善に大きく貢献しました。