遼寧省葫蘆島市綏中県永安堡郷ショウ狼銃村飲用水改良計画（平成１９年度）

被供与団体名：綏中県人民政府
供与金額：８１，８５３米ドル
場所：葫蘆島市綏中県永安堡郷ショウ狼銃村
署名実施日：２００８年１月２９日
完成式典実施日： ２００８年１２月２６日
フォローアップ調査実施日：

２０１１年１１月１５日

概要：
葫蘆島市綏中県は、中国東北部（遼寧省南西部）の山間部、河北省との省境付近にある農業（水稲、果物、肉、卵、海産物）を主要産業とする農村地域です。当地域は年平均の降水量が６００mm以下と厳しい自然条件下にあります。
プロジェクト・サイトの永安堡郷は、綏中県西部の山間地域にある人口約８,４００人の農村で、森林の被覆率が７３％を占め、耕地面積は僅かであり、葫蘆島市から貧困郷に指定されています。
当郷のショウ狼銃村においては、深さ５〜６ｍの井戸を掘削することで生活用水を確保していましたが、１９７０年代に灌漑用のダムを建設して以来、水を確保することが困難な状況となっています。水不足のために、余儀なく遠く離れた集落から汚染されたダムの水を汲み出して使用することも見られます。
日本からの支援により、村内の３集落における井戸（２ヶ所）の掘削及び上水道の整備等が実現され、６２３名の地域住民に安全な水を供給することが可能となります。