
遼寧省朝陽市建平県哈拉道口鎮衛生院医療設備整備計画(平成21年度)
被供与団体名:建平県人民政府供与金額:47,174米ドル
場所:遼寧省朝陽市建平県哈拉道口鎮
署名実施日:2010年2月26日
完成式典実施日: 2011年7月11日
フォローアップ調査実施日:
概要:
朝陽市建平県は、中国東北(遼寧省西部)に位置する、農業(雑穀、じゃがいも)を中心産業とする人口58万3千人の地域です。プロジェクト・サイトの建平県哈拉道口鎮は、県中心部から北に約150kmの内蒙古自治区に接する人口13,185人の地域です。
哈拉道口鎮衛生院は1959年に設立された衛生院で、受診者は年間約1万8千人に上ります。しかし、同衛生院では医療設備の老朽化と不足が深刻なため、適切な検査や治療ができず、急患の受け入れも満足にできないため、医療器材の新規投入が緊急の課題となっていました。上級病院のある県中心へは車で片道約3時間を要するため鎮内の救急医療における同衛生院の重要性は極めて高く、また、周辺に設備の整った医療施設がないことから、設備を整備することにより、哈拉道口鎮だけでなく近辺の遼寧省内の4鎮及び内蒙古自治区からも受診者が見込まれています。
日本からの支援により、超音波測定器、無影灯、レーザーメス等が整備され、現地の住民に対する医療サービスの向上が実現されました。