
遼寧省朝陽市喀左蒙古族自治県平房子鎮中心衛生院医療設備整備計画(平成22年度)
被供与団体名:喀左蒙古族自治県人民政府供与金額:48,672米ドル
場所:喀左蒙古族自治県平房子鎮
署名実施日:2011年3月9日
完成式典実施日: 2011年12月1日
フォローアップ調査実施日:
概要:
朝陽市喀左蒙古族自治県は、中国東北部(遼寧省西部)に位置する、農業(とうもろこし)を中心産業とする人口42万3千人の地域です。プロジェクト・サイトの喀左蒙古族自治県平房子鎮は、県中心部から南25kmに位置する人口2万9千人の地域です。
平房子鎮中心衛生院は1955年に設立され、ベッド数は60床,受診者数は年間15,000に上る鎮内唯一の衛生院です。地域の医療サービスを担っているだけでなく周辺の7鎮からも受診者が見込まれ、当院の重要性は極めて高いと言えますが、医療設備の老朽化及び不足が深刻なため、十分な検査や治療ができていないのが現状です。衛生院で対応できない症状の場合、患者は車で約40分の距離にある県中心部の上級医院に通院する必要があり、処置が遅れるだけでなく経済面でも大きな負担となっています。
日本からの支援により、全自動血液分析器、レントゲン装置、12誘導心電図測定器等が整備され、当地の医療環境が大きく改善され、当地及び近隣地域の住民に対する医療サービスの向上が実現されます。