T.遼寧省の主な動向(2004年11月)
1. 遼寧省経済貿易代表団、加、独、白等を訪問
10月29日〜10日 聞世震・省党委員会書記を団長とする遼寧省経済貿易代表団は、カナダ、ドイツ、ベルギーを訪問。BMWグループ等の企業を視察、意見交換を行った。
2.温家宝・国務院総理、遼寧省を視察。
13日〜15日 温家宝・国務院総理が遼寧省の葫蘆島、錦州、盤錦、瀋陽を視察。その際、渤海船舶重工業有限公司、中国石油錦州石化孔公司、瀋陽重型機会集団及び瀋陽電機株式有限公司等6つの企業を視察した。同時に農村や住民区にも立ち入り、農業生産と国民の生活状況を視察した。
視察の際、東北地区の旧工業基地戦略の実施状況につき詳細に尋ね、東北地区の幹部に事業を始め、しっかりと仕事をし、再び旧工業基地の栄光を打ち立てるよう鼓舞した。
また、東北振興座談会では東北振興推進のための8つの任務を述べた。
一、中央のマクロコントロール政策実施強化に関し、引き続きしっかりと貫徹する
二、現代農業を大きく発展させ、都市と農村の発展を同時に協調して行う。
三、市場主導とし、産業構造の合理化とレベルアップを推進
四、体制、メカニズムの刷新の加速、改革により発展に際して生じる矛盾と問題を解決
五、対内外の開放を引き続き拡大、全面開放の構造を打ち立てる。
六、人と自然の調和した発展を統一的に計画し、持続可能な発展の道を進む。
七、科学教育による国家振興戦略及び人材大国戦略を実施し、経済社会発展を統一的に計画する。
八、人民に密接な利益問題をしっかりと解決し、社会安定維持に努める。
U.遼寧省日誌
1.日本関連
16日 王向民・省人代委副主任は藤井深介・神奈川県議会労働委員会委員長と会見
2.省政策の動き
17日 遼寧省党委は全省指導者幹部会議を開催。聞世震・省党委書記が講話を行った。省党委副書記は温家宝総理が瀋陽で主催した東北振興旧工業基地業務座談会の行った講話の考えを伝達。許衛国・副省長は温家宝総理が遼寧で視察した際の考えを伝達。
3.中央・地方との往来
(1)聞世震省党委書記
(なし)
(2)張文岳省長
3日 郭寧・中国国有資産監督管理委員会副主任らと会見。
4.対外関係
(1)聞世震省党委書記
18日 呉甲烈・韓国駐瀋陽総領事館総領事と会見。
23日 黎錦文・全国政協常務委員(香港)及び同夫人と会見。
28日 アウディグループ取締役一行と会見。
(2)張文岳省長
10月29日〜10日 聞世震・省党委員会書記を団長とする遼寧省経済貿易代表団は、カナダ、ドイツ、ベルギーなどを訪問。
3日 郭寧・国務院国有資産管理監督委員会副主任ら中央連席会議監督調査グループ一行と会見。
4日 劉国強・副省長と共にドイツBMWグループ幹部らと会見
14日〜21日 張文岳を団長とする遼寧省経済貿易代表団が香港を訪問。東北振興及びCEPA実施につき意見交換を行った。
15日 内モンゴル自治区の区党委書記ら党政治代表団一行と会見。当一行は3日間の省内視察と商談を予定。
(3)その他
2日 王万賓・省党委員副書記は柳永値・朝鮮労働党平安北道委員会宣伝書記と会見。
5.省内各会議・イベント
2日〜3日 張錫林・全国人代、省人代常委主任一行が瀋陽を視察。
8日 省委員巡視組が省内各都市(鞍山、本渓、営口、葫蘆島)を巡視。
17日 遼寧−香港経済貿易協力説明会が香港にて開催。張文岳省長は説明会で講演を行い、遼寧省の旧工業基地の振興計画、全方位的な対外開放戦略の具体的な措置の実施及び香港の投資を引きつける各種の特恵政策につき紹介。
18日 汚職防止及びリスク管理能力を増強するための遼寧省教育班(第5期)が瀋陽で開班。聞世震・省党委書記は開幕式で動員報告を行った。
19日 郭廷標・政協主席の主催により遼寧省政協第9期21回会議が開催。
22日 第10期省人代常務委員会は第15次会議を開催(〜22日)
22日 聞世震・省党委は遼寧省テレビ電話会議を開催。責任制の構築、腐敗をせずに誠実に仕事を行うよう強調した。
24日 遼寧省人代常務委員会第15次会議第二回全体会議が開催。
25日 遼寧省海洋管理会議が大連にて開催。張文岳省長が出席。
25日 遼寧省党委、省政府は大連にて大連東北アジア国際水上運輸センター建設会議を開催した。聞世震・省党委書記が講話を行い、夏徳仁・大連市長が大連市の東北アジア国際水上運輸センター建設の報告をおこなった。2020年には大連の出入港量は5.5億トンに航空利用者数は延べ1500万人になる見通し。投資計画は400億元以上となっている。
30日 郭廷標・遼寧省政協主席は情報業務座談会を開催。