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2018年度 吉林省「草の根無償資金協力」プロジェクトの贈与契約署名式を実施

 

3月19日、吉林省長春市内において、2018年度の吉林省における「草の根・人間の安全保障無償資金協力」2案件について贈与契約署名式が執り行われました。

この署名式には、当館から杉田雅彦首席領事、中国吉林省側から、吉林省外事弁公室・鄭剛副主任、白山市人民政府・許友滋副市長、鎮賚県人民政府・陳鋼副県長のほか双方関係者約30名が出席しました。

日本政府による対中ODAは歴史的使命を終え、この2つの案件が、中国東北3省における最後の草の根無償資金協力プロジェクトとなります。過去40年にわたり、中国の改革開放に貢献してきた日本政府の対中ODAは中国人民の記憶の中にずっと残り続けることを祈念します。

 

1.吉林省白山市長白朝鮮族自治県十二道溝鎮衛生院医療設備整備計画

資金供与額:87,595米ドル

案件概要:吉林省白山市長白朝鮮族自治県十二道溝鎮にある唯一の診療所において、使用不能となっている医療設備4品目4点(デジタルX線撮影装置、携帯型超音波診断装置、全自動生化学分析装置、全自動血球分析装置)を新しいものに買い換え、新たに医用画像プリンター及び医療用ベッド6台を整備することにより、周辺住民9,800人の医療環境を改善するもの。

 

2.吉林省白城市鎮賚県莫莫格蒙古族郷臥卜村農作物残茎再利用計画

資金供与額:84,495米ドル

案件概要:吉林莫莫格国家級自然保護区のコアゾーンに位置する莫莫格蒙古族郷臥卜村に、バインダー(農作物の残茎を飼料として再利用するための処理設備)、トラクター、プラウの農業機械3品目4点を整備し、農業系廃棄物の再利用化を進めると同時に、生態環境の保全を図るもの。これにより、農業及び畜産業を糧とする臥卜村の住民303世帯、703人の生活に裨益する。

 

 





 

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