
総領事講演会の開催
5月17日、松本盛雄総領事は「日中両国の戦略的互恵関係〜中国東北地方と日本の協力」と題して、瀋陽市にある瀋陽農業大学で講演会を行いました。同学校は農業の分野で、多くの研究成果をあげており、農業学院、園芸学院等16の学院と75の科学研究機関を有しています。学生数は27,000人と多く、また張玉龍学長をはじめ、日本留学経験を持つ教員が300人に上る等、日本とのゆかりが深い学校です。同学校は海外の大学との学術交流も盛んで、北海道大学、東京農工大学等と提携関係にあります。当日は大学生、大学院生を中心に約100名が出席しました。
講演では、日中関係の重要性や最近の日中関係の発展と戦略的互恵関係について説明するとともに、東北地方が日中協力の具体化にとって重要な地域であるとし、今後の具体的協力が期待される分野を例示しました。参加した学生たちは熱心に耳を傾け、質疑応答では、両国民の相手国経済に対する見方、日中関係の将来を担う青少年の役割などについて問題提起がなされました。
今後も当館は様々な機会を利用し、東北三省各地域でこのような講演会を積極的に行っていく予定です。
![]() 講演する総領事 |
![]() 会場の様子 |