
総領事講演会「日本の大震災の影響と日中関係」の開催
松本盛雄総領事は、東日本大震災の被害や復興、震災に向き合う日本人の姿などにみられる日本の社会や文化の特色などについて各地で連続して講演を行いました。
6月8日、遼寧大学で「日本の大地震の経済社会への影響と日中関係」と題して、同大学の歴史や国際関係、外国語などを専攻する学生や研究者約80名を対象に、震災による被害の状況、今後の復興方針、震災で見られた日本社会の強さ、今後の日中関係の展望などについて説明しました。
6月23日、瀋陽師範大学では、「大震災の日本社会に対する影響」と題して、日本語学科の学生約200名を対象に日本語で講演しました。講演後の質疑応答もほとんど日本語で行われ、日本人の落ち着いた行動、震災と今後の復興が中国や自分たちに及ぼす影響、原発事故の影響、今後の日中両国関係の展望など多くの質問が出されるなど、高い関心が寄せられました。
7月4日には、日本に子会社を持ち、多くの日本企業とも業務取引を行うなど日本と縁の深いIT企業である東軟集団(Neusoft)で、職員約300名を対象に「震災への対応から見た日本的特徴」と題して講演し、日本文化の特徴とそれを背景とした「日本ブランド」の魅力や震災からの復興に関する政府の対応などについて説明しました。
このほか、6月13日に実施した延辺ジャパンデイ、6月18日の東北三省の日本人会や商工会との交流会、6月26日の長春普安山寨中日民間文化祭などの行事でも松本総領事が講演する機会があり、それぞれ震災に関する内容や当地の経済情勢などについて説明しました。
当館として、今後もこのような機会を活用して日本関連情報を発信し相互理解増進を図っていきたいと思います。
遼寧大学で講演する松本総領事 |
瀋陽師範大学での講演の様子 |