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日中国交正常化45周年記念「日中伝統芸能合同公演」開催、日本の伝統芸能に大喝采

 

3月4日と5日の両日、当館は、日中国交正常化45周年記念事業の第一弾として、中国遼寧省瀋陽市及び阜新市阜新蒙古族自治県において、日本から、津軽民謡チーム(福士豊勝さん(福士三絃会家元)、芦田由香里さん(第59代青森県民謡王座)、福士万喜子さん(第61代青森県民謡王座))と元関取・大至さん(瀋陽のみ)をお招きし、「日中伝統芸能合同公演」を開催しました。

4日は、今年創立60周年を迎え、長年日本語教育に熱心に取り組んでいる阜新蒙古族自治県蒙古族高級中学(以下「阜蒙県蒙古高校」)に日本との交流の機会を作ってあげたいと考え、当館、瀋陽日本人会、同校の共催で、日本語を学ぶ同校の生徒たちを中心に約200人の観客で満席となった阜蒙県文化館ホールで公演を開催。阜蒙県蒙古高校の教諭陣や高校生たちが授業の合間を縫って練習してきたモンゴル族の歌舞を披露し、阜蒙県民族芸術団も馬頭琴の二重奏や、ユネスコの世界無形文化財に登録されているオルティンドー、ホーミーと呼ばれるモンゴル独特の歌唱法による伝統音楽を演奏しました。福士豊勝さんは、津軽三味線の曲弾きによる民謡名曲メドレーを、福士万喜子さんは「津軽じょんから節」と「南部俵積み唄」、芦田由香里さんは「津軽おはら節」と「りんご節」を披露し、アンコールでは、福士さんと芦田さんが二人で「津軽甚句」を歌い、津軽民謡とモンゴル族の伝統音楽との素晴らしい交流会ができました。阜新公演には三村申吾青森県知事からお祝いのメッセージも届き、瀋陽日本人会からも会員約40名が応援に駆けつけ、公演終了後、斉愛民阜蒙県蒙古高校校長は、「創立60周年を迎える我が校にとって、日中両国の相互理解を深める素晴らしい機会になった」と感動した面持ちでコメントしました。

5日は、当館、瀋陽市人民対外友好協会、瀋陽大学、瀋陽日本人会の共催で、立ち見も含め約400人で埋まった瀋陽大学音楽ホールにて瀋陽公演を開催しました。

開幕式では、石塚英樹総領事が「日中双方の伝統芸能の担い手が奏でる音の競演を楽しんでいただき、中国の故事にある『知音の縁』を結んでいただければ幸甚」と挨拶し、続いて李峰瀋陽大学学長から、「日中国交正常化45周年の機会に、日中両国の友好交流を促進する芸術公演が挙行されることは、必ずや両国の更に緊密な文化交流と協力関係にとっての新たな貢献となるであろう」と挨拶しました。

この日は、日本側からは津軽民謡チームのほか、元関取・大至さんも出演し、羽織袴姿で、首から提げた拍子木を打ち響かせながら「相撲甚句・七福神」を披露。また、二曲目には中国のヒット曲「天路」を中国語で歌い、観客から盛んな拍手を受けていました。中国側も、「四季の歌」や「昴」など日本の歌謡曲を熱唱した他、群舞「美人吟」、古箏合奏「唯美中国」、胡弓合奏「賽馬」、珍しい女性パフォーマーによる「変面」など、素晴らしい演目を数々用意し、満場の観客の耳と目を楽しませてくれました。フィナーレでは、出演者全員と来賓等が舞台に上がって記念撮影を行い、満場の観客の大きな拍手に包まれながら、日中文化友好交流の絆が更に緊密になったことを確認し合って、公演は成功裡に幕を閉じました。

両日ともたいへん盛況で、熱気に包まれた会場からは、日中の音楽の競演に賛嘆の声があがり、「すばらしい」、「日中両国の音楽交流に感動した」等とのコメントが口々に聞かれ、日中国交正常化45周年の幕開けにふさわしい公演になりました。

 

 

 

 

 


モンゴル・ゲルを模した会場は約200人の観客でいっぱい

津軽三味線名人福士豊勝さんの曲弾き

福士万喜子さんの「南部俵積み唄」手拍子でにぎやかに

阜蒙県民族芸術団による馬頭琴の二重奏

素晴らしいユネスコ世界無形文化遺産オルティンドーとホーミー

みんなで記念撮影。前列左四が斉愛民校長。

 

 


石塚総領事の開幕の挨拶

芦田由香里さんの「りんご節」

元関取・大至さん、拍子木を響かせながらの「相撲甚句」

大至さんは中国のヒット曲「天路」も中国語で披露

中国古筝の合奏

中国でも珍しい女性パフォーマーによる変面の演舞

津軽三味線に負けじと中国側は胡弓の合奏

フィナーレで出演者全員がステージに

 

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在瀋陽日本国総領事館