
ハルビンで講演会開催、大勢の来場者が日本酒と和食の魅力を堪能
3月29日、当館は、日中平和友好条約40周年紀念行事として、ハルビン市の日本料理店「すずらん」で、「和食と楽しむ日本酒の魅力」と題する講演会を開催しました。ユネスコ無形文化遺産に登録されている「和食」や、「國酒プロジェクト」として世界へその魅力の発信に力を入れている「日本酒」について、楽しみながら、より深く理解していただくことを目的に、香港からシティースーパー香港本部購買部日本産酒類輸入卸責任者の塩澤直人氏をお招きし、日本酒の醸造方法や原材料へのこだわり、日本酒の種類、「和食」の特徴、どんな日本酒とどんな和食が合うのかという「ペアリング」の考え方などをたっぷりと語っていただきました。
今回の講演会には、石塚英樹総領事、楊鴻鵬・黒龍江省政府外事弁公室副主任、王居堂・黒龍江省商務庁副庁長、徐広為・ハルビン市政府外事弁公室副主任、孟慶剛・ハルビン市衛生計画出産委員会副主任兼ハルビン市第一医院院長ほか、現地政府各部門、旅行業界、飲食業界等から約120名にのぼる聴講者が詰めかけ、会場となった「すずらん」の店内はぎっしり満員御礼となり、塩澤氏の講演に熱心にメモをとったり配布資料に熱心に目を通す姿が見られました。
石塚総領事は冒頭の挨拶で、日中平和友好条約40周年という記念すべき年に、ハルビンで文化行事が開催できることをうれしく思う、この講演会が和食や日本酒の魅力について理解を深めるきっかけとなり、次は日本で味わってみようと多くの方々が日本を訪れるようになることを期待する旨述べました。
講演終了後は、聴講者のみなさんに、実際に日本酒と和食の「ペアリング」を体験していただきました。この日は、「薫酒」として山口県の「獺祭」、「爽酒」として山梨県の「七賢」、「醇酒」として青森県の「陸奥八仙」と佐賀県の「七田」、「熟酒」として山形県の「出羽桜 雪漫漫」、そして「果実酒」として石川県の「加賀梅酒」、鹿児島県の「角丸梅酒」、和歌山県の「黒牛ゆず酒」の8銘柄を用意し、それぞれに合う和食とともに味わっていただき、聴講者のみなさんは、それぞれのお酒のテーブルを何度も回っては、日本酒と和食の楽しみ方を堪能していました。なお、当日行ったアンケートでは、「どの日本酒がいちばんおいしかったか」という問いに対して、「出羽桜 雪漫漫」が全体の31%で第1位、「陸奥八仙」が20%で第2位でした。
日本料理「すずらん」は、1994年の開業以来、黒龍江省と友好関係にある新潟県や山形県の観光物産PR等に協力し、長きにわたって日中友好関係の強化と促進に貢献されてきました。今回も24日からちょうど「新潟フェア」が店内で開催されており、講演会当日は、新潟県職員がブースを設け、観光物産パンフレットの配布などを行いました。鈴蘭飲食娯楽有限公司の欒偉董事長はじめ日本料理店「すずらん」の皆様の今回の講演会への多大なご協力に改めて感謝いたします。
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