東北三省における外出や移動の制限

2020/4/7
 4月6日現在,外出や移動の制約となるような地方政府による各種措置は以下のとおりです。
また,日本から中国への渡航について,(1)日本政府は渡航を止めるよう「感染症危険情報」を発出しており,(2)中国政府はビザ免除を一時停止し,発給済みビザや居留許可の効力を一時停止しており,(3)日中間の航空便は大幅に削減されているところ,関連の内容も併せ御覧下さい。
 
1.外国から入国する者への検疫強化(14日間の隔離)
(1)遼寧省:国外から遼寧省を訪れる者は,直接か他省を経由してかを問わず,到着後核酸検査を行い,指定の場所において14日間隔離される。期間中に許可なく外出した者は改めて14日間隔離される。渡航歴の虚偽申告等は処罰される(3月20日,22日:省政府発表)。
(2)吉林省:国外から入国する者は,指定の場所で14日間隔離される。家族や外部と接触しない条件において居所における隔離も可能(2月28日付け政府文書)。(3月18日,長春市政府は,国外から戻る者がいる場合は社区や所属機関に事前の報告を要する旨通達)(3月20日,延辺州政府は,隔離の場所は指定の場所のみと通達。)
(3)黒龍江省:国外から入国する者は,指定の場所で14日間隔離される。他省において14日間隔離された者は隔離不要(3月21日:省政府発表)。
(隔離中に発生する経費は自己負担とされています。また,空港到着後に発熱などの症状が見られた場合,またはそのような乗客の近くに搭乗していた場合は,指定病院への搬送などの措置がとられることがあります。)
 
2.遼寧省
2月20日,省政府は,「低・中リスク地域では通常の外出を確保する」,「高リスク地域から来た者,訪れたことがある者は(従前通り)14日間自宅待機する」よう通達。
2月22日,省政府は,発動中の「重大突発公共衛生事件への対応メカニズム」について「1級」を「3級」に改める。
3月17日,瀋陽市政府は,住民及び瀋陽市を訪れる者に,通行証としてアプリ「健康通行碼」を取得するよう要請。
4月2日現在,省内の「中リスク地域」は大連市西崗区,その他はすべて「低リスク地域」。
 
3.吉林省
3月13日,省政府は,人が集まる場所を訪れる者に,通行証としてアプリ「吉祥碼」を取得するよう要請。
3月19日,長春市政府は,低リスク地域から来た者は,健康証明を所持しかつ確定症例者や疑い症例者との接触がなければ自宅待機は不要と通達。
3月20日,省政府は,発動中の「重大突発公共衛生事件への対応メカニズム」について「2級」を「3級」に改める。
 
4.黒竜江省
3月2日,省政府は,住民及び黒龍江省を訪れる者に,通行証としてアプリ「龍江健康碼」を取得するよう要請。
3月14日,省政府は,湖北省など高リスク地域から来た者は14日間の「集中隔離医学観察」が,中リスク地域から来た者は14日間の居所における「医学観察」が必要としつつ,低リスク地域から来た者は「医学観察」不要と通達。
3月19日現在,省内の「中リスク地域」は大興安嶺地区ジャグダチ区,その他はすべて「低リスク地域」。
3月25日,省政府は,発動中の「重大突発公共衛生事件への対応メカニズム」について「2級」を「3級」に改める。