「2019年度松村謙三記念富山県・遼寧省友好奨学金交付式」の開催

令和2年4月15日
遼寧大学(奨学金支給対象校)教員代表
記念撮影
   4月13日,遼寧省人民政府(外事弁公室)にて,「2019年度松村謙三記念富山県・遼寧省友好奨学金交付式」が開催されました。
   この奨学金は,1994年に創設され,富山県が遼寧省内で日本語を学ぶ大学生及び高校生に対し支給されており,支給者数は今年度も含め延べ1970名に上ります。
   今回の交付式は,昨今の状況を鑑み,会場である遼寧省人民政府と富山県庁をオンラインでつなげ開催され,応中元遼寧省人民政府外事弁公室主任,柿沢昌宏富山県総合政策局長,韓国海瀋陽師範大学副学長,奨学金支給対象校の教員代表等が出席しました。
   川上総領事は挨拶で,「世界中で新型コロナウイルスとの厳しい戦いが続いているこのような状況にもかかわらず交付式が開催されたこと,また,本年2月に富山県が遼寧省にマスク1万枚を送り,その支援物資に添えられた両地を結ぶ思いを綴った漢詩にふれ,富山県と遼寧省とが極めて強い友好の絆で結ばれていることを再認識させてくれました。」と述べ,また,今回奨学金を受けた学生に対し,「留学や旅行で日本を訪れ直接日本文化に触れ,富山県や日本への理解を深め,これからの日中両国の架け橋となって友好発展の主役として活躍されることを大いに期待しています。」と述べました。
   今回の奨学金支給対象者は,瀋陽師範大学,東北大学,遼寧大学等6大学34名の大学生と東北育才外国語学校,瀋陽朝鮮族第一中学校等7高校110名の高校生で,川上総領事,応中元主任,韓副学長が奨学金を各学校教員代表者に手交しました。
  
会場状況【遼寧省側】            会場状況【富山県側】(オンライン)                                川上総領事挨拶