ALPS処理水に関する日中外交当局間のやり取り(2023年8月22日)
令和5年8月22日
8月22日午後、垂秀夫大使は、孫衛東・中国外交部副部長からALPS処理水の海洋放出について申入れを受けたところ、垂大使からの発言の概要は以下のとおり。
●垂大使から、
・日本が海洋放出するのは「汚染水」ではなく「ALPS処理水」であり、中国側はこの用語を使うべきである
・日本はこれまでも、IAEAによる極めて厳格なレビューを受けながら、貴国を含む国際社会に対し、科学的観点から、高い透明性をもって、誠実かつ丁寧に説明を続けてきた
・こうした中で、貴国が科学的根拠に基づかない主張を行っていることは残念であるが、日本としては、海洋放出開始後も、中国側の関心を踏まえつつ、引き続き意思疎通を続けていく用意はある
旨述べた。
●また、垂大使から、水産物を含む日本産食品に対する中国の検疫措置の強化に関し、科学的根拠に基づかない措置は受け入れられない、EU諸国等が輸入規制の撤廃を進めている中で、中国のみが流れに逆行していることを指摘した。
●垂大使から、
・日本が海洋放出するのは「汚染水」ではなく「ALPS処理水」であり、中国側はこの用語を使うべきである
・日本はこれまでも、IAEAによる極めて厳格なレビューを受けながら、貴国を含む国際社会に対し、科学的観点から、高い透明性をもって、誠実かつ丁寧に説明を続けてきた
・こうした中で、貴国が科学的根拠に基づかない主張を行っていることは残念であるが、日本としては、海洋放出開始後も、中国側の関心を踏まえつつ、引き続き意思疎通を続けていく用意はある
旨述べた。
●また、垂大使から、水産物を含む日本産食品に対する中国の検疫措置の強化に関し、科学的根拠に基づかない措置は受け入れられない、EU諸国等が輸入規制の撤廃を進めている中で、中国のみが流れに逆行していることを指摘した。