富山県と遼寧省の友好提携40周年を記念する一連の行事に出席

　5月15日から17日にかけて、浜田隆総領事は、遼寧省瀋陽市及び大連市において行われた富山県と遼寧省の友好提携40周年を記念する一連の行事に参加しました。本件事業のため、新田八朗富山県知事、山本徹富山県議会議長をはじめとする友好訪問団が遼寧省を訪問しました。
　15日には、郝鵬・遼寧省党委書記・省人代常務委員会主任、李楽成・遼寧省長との会見が行われ、同席した浜田総領事から、昨年11月の日中首脳会談で一致した首脳間の基本的認識を基に、富山県と遼寧省の今後の経済交流、人的・文化交流の促進につなげていくよう、当館としても積極的に後押ししたいと述べました。会見後、新田知事と李省長との間で、富山県と遼寧省の交流と協力のさらなる強化に関する覚書、山本議長と郝書記との間で友好交流に関する覚書を調印したほか、40周年記念式典が開催されました。
                                                             郝書記との会見で発言する浜田総領事　                新田知事と李省長との間の覚書調印式の様子（写真左から新田知事、山本議長、郝党委書記、李省長）

　16日、浜田総領事は当館を訪問した新田知事一行と懇談を行った後、「とやま県産品フェアin遼寧」に参加したほか、瀋陽師範大学にて開催された「松村謙三記念　富山県・遼寧省友好奨学金交付式」に出席し、創設30周年の祝意を表するとともに、本奨学金の授与を通じて日中交流・協力を担う人材が育っていくことを強く期待すると述べました。また、設立20周年を迎えた「富山ファン倶楽部」の記念式典に出席した浜田総領事は、両県省の民間交流を更に盛り上げるべく、当館としても富山ファン倶楽部と遼寧ファン倶楽部の双方向の交流を全力で後押ししたいと述べました。  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　新田知事一行の当館訪問　　　　　　　　　　　　　　「松村謙三記念　富山県・遼寧省友好奨学金交付式」（於瀋陽師範大学）での挨拶 　17日、浜田総領事は大連市において開催された「富山県大連事務所開設20周年記念式典」に出席し、挨拶の中で、祝意を表するとともに、当館として、富山県と遼寧省の交流の窓口として活躍する富山県大連事務所と引き続き手を携え、緊密に連携し地方交流を後押していく旨述べました。
 
　富山県と遼寧省は1984年に友好県省を締結して以来、各種友好訪問団の相互派遣や、職員・留学生の相互派遣、様々な分野での技術研修員の受入れ、奨学金の支給、環境、スポーツ、文化、学校、観光などの幅広い分野にわたる活発な交流が行われています。