鞍山市への訪問（鞍山工装控制工程有限公司及び遼寧品川和豊冶金材料有限公司の視察 ）

　3月19日、浜田隆総領事は鞍山市を訪問し、同市内に所在する鞍山工装控制工程有限公司及び遼寧品川和豊冶金材料有限公司を訪問しました。
　同日午前、浜田総領事は鞍山工装控制工程有限公司を訪問し、程懐済・顧問及び李学峰・副総経理から企業沿革や製品の説明を受け、工場内で組立てや試験を行っている様子を視察しました。
　同社は、1989年に日本工装株式会社が鞍山市熱工儀表廠との共同出資で前身の会社を設立したことが起源。2008年、現在の会社を独資で設立、アクチュエータ（自動調節弁）と呼ばれる工業自動化に必要な制御システムの計器などを製造しています。  
　同日午後、浜田総領事は遼寧品川和豊冶金材料有限公司を訪問し、南晴彦・瀋陽品川冶金材料有限公司総経理及び髙橋尚志・遼寧品川和豊冶金材料有限公司技術部長から企業概要、製品の説明を受け、生産現場を視察しました。また、鞍山市内に駐在する在留邦人の生活環境などについてもヒアリングを行いました。  
　同社は、2008年に品川リフラクトリーズ株式会社が鞍山市和豊耐火材料有限公司と共同出資により設立、製鉄工程に必要なモールドパウダーの生産を行い、中国国内や韓国などにおける鉄鋼産業を支えています。
　2016年以降、鞍山市和豊耐火材料有限公司の李涛・総経理、温鉄光・常務副総経理、張東風・副総経理 に経営を委ねることで飛躍的な成長を遂げており、2026年には新規事業（連続鋳造用機能性耐火物の製造・販売）も計画されています。