総領事レター(令和3年5月)
令和3年5月3日
拝啓、草木も青々と茂る初夏を迎え、皆様にはご健勝のことと思います。
瀋陽においては、昨年12月に続き5月中旬にも新型コロナウイルスの国内症例が確認され、日常生活にも影響がでています。残念ながら、日中間のいくつかの行事も中止となってしまいました。中国当局の速やかな措置によって、早期に収束することを願っております。
そのような中、当館は3月31日に「天皇誕生日祝賀レセプション」を開催しました。開催は2年ぶりであり、例年より規模を縮小しての開催でしたが、吉林省や黒龍江省からお越しいただいた方も含め、約160名の方に参加いただきました。レセプションでは、19の企業・団体が出展し、日本の製品やサービス、日本各地の魅力を紹介しました。参加いただいた皆様に心より御礼申し上げます。
日中間の交流は、新型コロナウイルス感染が見られる中でも続けられております。
3月25日、瀋陽師範大学において、「2020年度松村謙三記念富山県・遼寧省友好奨学金交付式」が開催されました。「奨学金」は1994年に創設され、遼寧省内で日本語を学ぶ大学生及び高校生に対し交付されており、これまで2,108人に258.6万元の奨学金が交付されたと承知しています。松村謙三先生は、日中友好事業に生涯を捧げた富山県出身の著名な政治家であり、「奨学金」は、遼寧省と富山県の友好交流に長年大きく貢献してきました。
4月27日、黒龍江省大慶市において、「中日嫩江砂地防風防砂植林植樹プロジェクト」の起工式が開催され、国家林業草原局や在中国日本国大使館幹部、当館館員、大慶市の小学生らが参加しました。現地で春に発生する砂塵嵐、黄砂は住民の生活に危害をもたらしています。また、大慶市では当館の「草の根無償資金協力」により小学校校舎を建設したことがあります。こうしたプロジェクトにより、現地の生態環境改善や日中の青少年交流促進が期待されます。
5月23日、遼寧省大連市において「第31回アカシア祭」の開幕式が開催され、大連市長や当館大連事務所長らが参加しました。「アカシア祭」は、「中国で最も国際的影響力のある観光イベント」の一つとされ、大連と日本や諸外国との重要な交流プラットフォームになっています。
私は、先日、日中経済協会が主催するオンラインセミナーにおいて、「中国東北三省の経済情勢と対日関係」と題した講演を行い、最近の日中関係、東北三省と日本との関係、投資環境、各分野別の動向、日中協力に着目したプロジェクトなどについてお話しました。セミナーには、日系企業関係者等約70名が参加し、講演後の質疑応答では、参加者から東北三省における経済振興の現状や日中協力が見込める分野などへの関心が示されました。
また、私は、昨年11月の着任以来、韓俊・吉林省長、張志軍・長春市長、陳紹旺・大連市長、張淑萍・丹東市長,姜治瑩・吉林大学党委書記、李万軍・遼寧省社会科学院院長、馮夏庭・東北大学学長、潘一山・遼寧大学学長とそれぞれ会見しました。瀋陽万科「中日産業園」や瀋撫改革イノベーションモデル区「日本産業園」を視察し、関係者とも意見交換を行いました。会見や視察は、経済を中心とする東北三省と日本の関係強化に示唆に富むものであり、皆様には改めて御礼申し上げます。
私は、今後とも、東北三省と日本との関係強化に全力を尽くしたいと思います。まだお会いしていない皆様にも今後直接お目にかかり意見交換させていただくことを楽しみにしています。何とぞ御指導のほどよろしくお願い申し上げます。
瀋陽においては、昨年12月に続き5月中旬にも新型コロナウイルスの国内症例が確認され、日常生活にも影響がでています。残念ながら、日中間のいくつかの行事も中止となってしまいました。中国当局の速やかな措置によって、早期に収束することを願っております。
そのような中、当館は3月31日に「天皇誕生日祝賀レセプション」を開催しました。開催は2年ぶりであり、例年より規模を縮小しての開催でしたが、吉林省や黒龍江省からお越しいただいた方も含め、約160名の方に参加いただきました。レセプションでは、19の企業・団体が出展し、日本の製品やサービス、日本各地の魅力を紹介しました。参加いただいた皆様に心より御礼申し上げます。
日中間の交流は、新型コロナウイルス感染が見られる中でも続けられております。
3月25日、瀋陽師範大学において、「2020年度松村謙三記念富山県・遼寧省友好奨学金交付式」が開催されました。「奨学金」は1994年に創設され、遼寧省内で日本語を学ぶ大学生及び高校生に対し交付されており、これまで2,108人に258.6万元の奨学金が交付されたと承知しています。松村謙三先生は、日中友好事業に生涯を捧げた富山県出身の著名な政治家であり、「奨学金」は、遼寧省と富山県の友好交流に長年大きく貢献してきました。
4月27日、黒龍江省大慶市において、「中日嫩江砂地防風防砂植林植樹プロジェクト」の起工式が開催され、国家林業草原局や在中国日本国大使館幹部、当館館員、大慶市の小学生らが参加しました。現地で春に発生する砂塵嵐、黄砂は住民の生活に危害をもたらしています。また、大慶市では当館の「草の根無償資金協力」により小学校校舎を建設したことがあります。こうしたプロジェクトにより、現地の生態環境改善や日中の青少年交流促進が期待されます。
5月23日、遼寧省大連市において「第31回アカシア祭」の開幕式が開催され、大連市長や当館大連事務所長らが参加しました。「アカシア祭」は、「中国で最も国際的影響力のある観光イベント」の一つとされ、大連と日本や諸外国との重要な交流プラットフォームになっています。
私は、先日、日中経済協会が主催するオンラインセミナーにおいて、「中国東北三省の経済情勢と対日関係」と題した講演を行い、最近の日中関係、東北三省と日本との関係、投資環境、各分野別の動向、日中協力に着目したプロジェクトなどについてお話しました。セミナーには、日系企業関係者等約70名が参加し、講演後の質疑応答では、参加者から東北三省における経済振興の現状や日中協力が見込める分野などへの関心が示されました。
また、私は、昨年11月の着任以来、韓俊・吉林省長、張志軍・長春市長、陳紹旺・大連市長、張淑萍・丹東市長,姜治瑩・吉林大学党委書記、李万軍・遼寧省社会科学院院長、馮夏庭・東北大学学長、潘一山・遼寧大学学長とそれぞれ会見しました。瀋陽万科「中日産業園」や瀋撫改革イノベーションモデル区「日本産業園」を視察し、関係者とも意見交換を行いました。会見や視察は、経済を中心とする東北三省と日本の関係強化に示唆に富むものであり、皆様には改めて御礼申し上げます。
私は、今後とも、東北三省と日本との関係強化に全力を尽くしたいと思います。まだお会いしていない皆様にも今後直接お目にかかり意見交換させていただくことを楽しみにしています。何とぞ御指導のほどよろしくお願い申し上げます。
敬具
在瀋陽日本国総領事